Building The Glass Tower
(週刊、グラス・タワーを建てる)
三十何年か前『タワーリング・インフェルノ』を観て以来、グラス・タワーの模型を作りたかった。
しかし当時は資料を入手する方法がありませんでした。
映画のサントラLPのカバーアートや映画の場面写真ではビルの背面が判りません。
ビデオを観ても一度も背面は映らないのです。
正直、平面図さえ満足に描けませんでした。
そして月日は流れ、インターネットの時代になりました。
海外のサイトで撮影用模型の写真や青写真を見ることも出来ます。
それで判ったのは、模型は前面しか作ってないことです。
たしかにそのほうが発火や爆発の仕掛けがやり易いですよね。
今ならCGで作ったグラス・タワーを360°あらゆる角度から舐めまわすように撮るでしょうけど、
そういう時代ではなかったということです。
まあ、それよりも予算とか時間の問題が大きいと思いますが。
そういうわけで背面の映像など最初から存在しなかったのですが、
やっぱりグラス・タワーを360°あらゆる角度から舐めまわすように見てみたいという気持ちは治まりません。
しかし幸いにも、グラス・タワー全体の形状は青写真で知ることが出来ました。
そこには映画ではあまり映らないベース部分や、隣接するPeerless Buildingの図面も含まれていました。
これなら憧れのグラス・タワーを手にすることも出来そうです。
と、昔ならいきなり作り始めて途中で行き詰まって投げ出していたところですが、それは前世紀の話。
いまさらそんな馬鹿な真似はしません。
最近はそんなにフットワークは軽くなくなりましたし、細かい物もよく見えませんしね。
ですが、目の前の箱にはVectorWorksが入っています。
どっちみち図面のようなものは必要ですから、この際なので3Dでモデリングしてみることにします。
急ぐわけではないので、ゆるりゆるりと参ります。
週刊でなく月刊になる可能性もありますね。
季刊まではいかないと思いますが、やってみないと判りません。(2011/10/20)
グラス・タワー(The Glass Tower)について
資料
設計1(基本情報)
設計2(Plan)
設計3(Plofile)
設計4(Base)
第一週目(GF〜30F)
New! (2012/01/24)
GlassTowerとnanoBlock
GlassTowerとVectorWorks
VectorWorksプラグイン
ギャラリー