- nanoBlock Factory -
ナノコック構造
モノコック構造とは、卵のように表面の殻だけで強度を持たせる構造です。
nanoblockのモノコック構造だから「ナノコック構造」です。
中身が詰ってないので、見た目より軽く出来あがります。
上の画像の「卵の上側」もナノコック構造なので、裏から見るとブロック1個分の厚みしかないのが判ります。
殻の厚さはブロックの最小サイズ(=4mm)が理想です。
上下の断面変化がある部分は厚みが増しますが、上下層が接する面の幅はブロック1個分です。
しかし変化がブロック2つ分になるとナノコック構造は破綻します。
これはnanoblockの幅が最大2ポッチ分しかないせいもありますが、
本当は下の図のようにブロックが上下から押されると、
左側では真中のブロックに回転に逆らう力が働くのに、
右側のように上下が2ポッチ分離れると押されるままに回転してしまうのが原因です。
右側のほうは最後には分解してしまいます。
右側が破壊しないようにするには、下のブロックを3ポッチ幅にする必要があります。
現実にはその下の層も含めてもっと広範囲で厚みを増さないと、強度が出ません。
だから上の卵型も、頂部の5〜6層(黒い部分のうえ半分)はブロックが真中まで詰っています。
(2011/02/18)